陥没乳頭とは、乳首が乳房の内側に陥没している状態のことです。治す方法はいくつかあり、自宅でも出来るものとしては吸引器によって吸引することで露出させる方法があります。
陥没乳頭のデメリットは
陥没乳頭そのものは、先天異常として１．８％から３．３％程度あり、妊婦を対象とした場合には１０％にまで増えます。この理由は乳房の大きさと乳首の関係があると考えられています。
陥没乳頭のように乳首の凹みがあらわれる理由は、乳首が身体方向に引っ張られる力が強いことです。このため、乳首に十分な余裕がなければ乳房が大きくなることで引っ張られて凹みがあらわれてしまいます。特に授乳期になるとその症状が顕著にあらわれ、凹みやすくなります。
乳首が露出しないこと、つまり陥没乳頭である最大のデメリットは、赤ちゃんに授乳させることが難しいということです。また陥没乳頭が見た目として嫌う人もいます。
一方で乳首は比較的柔軟性のある皮膚に該当するもので慣れさせることで乳首の露出をさせることができます。ただし行えるのは徒手的な方法で乳首を露出させることが出来る状態であり、このような場合には吸引器によって露出させることができます。
一方で陥没乳頭でも重度の場合には徒手的な方法や吸引器を使っても凹みを解消させることができない場合もあり、その場合には手術という選択肢になります。
吸引器を使って乳頭陥没は治せるのか
陥没乳頭の治療法はいくつかあり保存療法として、もっとも手軽に行えるのが吸引器を使う方法です。吸引器といっても、母乳搾乳器でもその吸引性から代用とすることができますし、また専用の陥没乳頭を治すための吸引器も販売されています。
基本的に重症の陥没乳頭でなければ外からの力を加えて押し出したり、また吸い出すことで乳首は露出してくれます。また慣れさせることで露出時間も長くさせることができ一定の効果が期待できます。ただその性質上、すぐに治るものではなく時間が経てば再び凹んでしまうため、治療では吸引器で定期的に吸引するか、持続的に露出状態を保てるようにする必要があります。
そもそも乳首そのものは皮膚の一部ですので、柔軟性と伸縮性があり、その状態を維持することで伸ばすことが可能です。このため露出し続ける状態を維持することで、陥没乳頭を治すことも可能です。
一方で陥没乳頭でも重症の場合には、吸引だけでは解消するのは難しく、手術という方法になりますが、乳首はデリケートな部分であり、手術によって乳管を切断するなどすれば授乳できなくなるリスクがあり、また術式も確立していないため、ややリスクの高い方法といえます。
陥没乳頭に効果がある治療法としては、吸引によって露出させるものがもっとも安全であり失敗のリスクがない方法といえます。
この他の方法としてはピアスによって牽引するといったものがありますが、この場合には乳首を傷つけることになりますし、手術では乳管切断をしてしまうと授乳をさせることができなくなります。
一方で吸引するためのグッズは色んなものが販売されています。スタンダードなものでは小型で提灯型の器具がありますが、この場合には露出した状態を維持するというよりも陥没乳頭を露出させるために使われるものです。
露出を維持するためのグッズとしては、乳首のサイズに合わせたもので、これを注射器などで吸引して真空にして乳首を露出させるものもあります。この場合には目立つことがないので日常生活に支障をきたすことなく治療することが可能ですし、寝ている間に使用することでも十分な効果を得ることができます。
いずれにしても手術では確実に治すことはできても乳首の機能を失う可能性があるため、吸引によって改善を試みるのが、もっともリスクの低い陥没乳頭の治療法といえます。
【一言】
陥没乳頭に関して…
調べてると原因は乳管が短いことによって内側に引っ張られることらしいですが、乳頭が陥没してても機能は失われるわけじゃないので問題はないようです。むしろ下手に手術をすると乳管を傷つけるので授乳できなくなるリスクが高いようです。
で、吸引してりゃそのうち出てくるというのがほとんどのようです。見た目を目的にするのであれば、吸引器を使うとそのうち出てくるようですし、また吸引器よりもおそらく大型の搾乳器を使う方が効果は高いかもしれません。
んまぁ…わたしは男なんで別に関係ないんですが、今は色んな道具があるので赤ちゃんに直接授乳を最初からさせたいという女性や、見た目として解消したいという人を除けば、無理に治すべきものでもないようです。
